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LEDと蛍光灯の違いは?照明の基本

2016/08/20

熱帯魚を飼育する上で、欠かせない機材の一つが照明器具です。

照明器具の主な役目は、魚に生活リズムを与え、水草には光合成するための光を、そして私たちには美しい姿を提供することにあります。

水槽用照明で利用できるのは、一般に蛍光灯、LED、メタルハライドランプです。

今回は、このうちの蛍光灯とLEDについて、まとめてみたいと思います。

 

 

蛍光灯

蛍光灯

蛍光灯の特徴は、比較的安価に設置できるため、中~大規模水槽で適切な光量を得たい場合に有効です。

また、出力する光の波長が3原色なので、水草水槽や鑑賞用に幅広く活用することができます。

欠点としては、寿命がある点でしょう。光量を一定に保つ場合は、定期的な交換を実施する必要があります。
また寿命を迎えてしまえば光源としての機能を果たさなくなるので、放置すると水槽の環境悪化につながります。

 

今日主流なのは、エネルギー変換効率が優れているインバータタイプです。インバータタイプの場合、蛍光灯の高寿命化、最大光量の増加、ちらつき防止などの効果が見込めます。

蛍光灯はこんな方におすすめ!

蛍光灯は、オールマイティな光源として利用できます。

光量の調整は、蛍光管の本数で設定します。

水草を主に水槽で生育している方

他の光源でも水草を育てることが可能ですが、蛍光灯を選択することは水草水槽の安定化の近道であることに間違いありません。

水草を安定的に育てるためには、赤色と青色の波長を含む光を与えてやる必要があり、3原色で発光する蛍光灯は、この条件を満たします。

 

安価で適量の光源を探してらっしゃる方

初心者の方などで、照明器具で光量不足に悩まされたり、水草などの生育不良による水槽環境の悪化を避けたいと考えてらっしゃる方にはピッタリです。

基本的なスペックは、満たしているためトラブルが少ない光源といえます。

また、色味を蛍光管で調整できるため、自由に安価に、水槽を青くしたり白くしたり、暖かみのある色に変えたりすることが可能です。

 

 

LED

LED

LEDは、1990年代に青色LEDが生まれ、その後白色LEDが生まれました。

白色LEDは、元々青色で発光しているLEDに黄色で発光する蛍光体を取り付けることで、補色の関係にある青と黄を混合させ、白色に見せています。

上記のような、発光原理のため、水槽で使用する場合には、いくらか配慮が必要になります。
たとえば、この白色LEDのみでは、水草を育てることはできません。生育に必要な波長(赤)が出ていないためです。

ほかにもLEDの特徴として、ライトが非常に小型であるため、ライトの設計自由度が高いため、様々な形や製品が出回っています。

 

LEDはこんな方におすすめ!

インテリア性を高めたい方/小型水槽の照明に使用したい方

LEDは、その小型なおかげで設計自由度が高いのが特徴です。

ですので、スタイリッシュなデザインをとるもの少なくないため、
水槽をよりよく見せることができます。

 

水槽の維持費を抑えたい方

LEDは高い変換効率のため、同じ光量であれば、蛍光灯などより消費電力が少なくなります。

日中は照明が付いているため、月々の電気代に響いていきます。

そんな電気代を抑えるため、省電力のLEDを選択することで可能です。

主に鑑賞目的の方

白色LEDは、青い光の成分を多く出し、赤色の成分はかなり少ない量であるため、それ単独の場合水草の生育は困難です。

しかし、魚の鑑賞のみに使用するということであれば、十分活用することができます。

 

メンテナンス性を向上したい方

LEDは、照明器具の設計に問題がなければ、10年程度寿命があります。ですので、一度設置すれば、ほとんどの場合、交換は不要です。

これは、これまで存在してきた照明器具の光源には無い特徴です。

蛍光灯は数年で交換の必要ができてきますし、所望の管が生産中止に追い込まれる可能性もあります。(すでに蛍光管の製造を大手メーカが取りやめつつあります)
そういった不安を大幅に減らすことができるLEDは魅力的な選択肢となります。

 

 

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