用品・ツール紹介

何を選べばいいの?温度計の選定

2016/07/30

様々な種類がある温度計

アクアリウム用の温度計を購入された方は、お気づきかと思いますが、たくさんの種類があります。

市販されている温度計それぞれにアナログ式、デジタル式、精度などといった違いがあり、価格も様々です。

[ad#ad-1]

精度は十分ですか?

アナログ式、デジタル式に問わず精度は気を遣う必要があります。
理由は、実際の温度に対して、表示されている温度はどのあたりまで振れてしまう可能性があるのかを認識するためです。

±1℃の場合表示が28℃でその魚には限界近い高温だったとしても、実際には、もうプラス1℃高い可能性があります。
実際の精度は表示より良い(ずれない)とは思いますが、設計上(製造上)の最悪値が記載されています。ですので誤差範囲内で実測値は、ずれる可能性があることは頭の片隅に入れておく必要があります。

 

安価なアナログ式、高機能なデジタル式?

アナログ式

アナログ式温度計

メリットは、電池等の交換部品が不要で、故障(といっても破損が主だと思います)するまでメンテナンスフリーです。(温度計に苔がつくとそうもいきませんが・・・)
また、価格も安いです。

デメリットは、表示面に対して、垂直に目視する必要がある点でしょう。よって、温度計は水槽内で見やすいところに設置する必要があり、アクアリウム鑑賞の妨げになる可能性があります。
また、現在の温度しか表示できないところも後述するデジタル式と劣るところでしょう。

デジタル式

メリットは、液晶画面が見えれば特に置き場所を気にする必要はありません。
また、センサー自体小さいため、水槽内の水が循環するどこかに置くだけでよく、鑑賞時には目につかないところに置くことができます。
加えて、デジタル式ならではのメリットとして、水温の履歴が確認できるところも大きいかと思います。
仕事で家を空ける方が多いと思いますが、真夏の日中や、真冬の深夜において、水温がどれほど上がり、また下がったのか、確認することができます。
これによって、クーラーやヒーターの能力が水槽の規模に対して十分か知ることができます。
(この履歴保存機能はすべてのデジタル式に搭載されていません。購入の際には、製品パッケージ等をご確認ください。)

デメリットは、価格が高く、特にメモリ式の場合、アナログ式に比べて、数倍(市場価格は5倍程度?)の価格差があります。
また、電池交換を行う必要があり、ランニングコストが発生します。

まとめ

性能なら、メモリ機能付きデジタル温度計に軍配が上がるでしょう。
履歴機能は、夏場冬場が心配な地域にお住まいの方には特に恩恵があると思います。

価格なら、アナログ式となります。精度が±0.5℃程度でも400円程度から購入できますので、まだ水槽に設置されていないという方は検討されてもいいかもしれません。

 

ではまた。

-用品・ツール紹介